2004/09/16 あきれる。

晴れ。
ボクはひょっとしたら優秀かも知れない。ドイツ語学校HARTNACKSCHULEを紹介してくれた野溝やよいさんは小学校の2年生から6年生までをドイツで過ごされた方である。つまり結構素地がある。自分でもそう仰っていた。やよいさんは勿論、ボクより上のクラスだが、しかし一つだけ上なだけである。今日一緒に帰った同じクラスのインド人女性はドイツに来て7ヶ月である。ボクは2週間である。どうだこう表現すればボクはなかなか優秀な生徒のようではないか。どおりで、宿題をやって、予習して行ってもなかなか授業に付いていけないワケだ。
で、その授業。先生が余り重要でないと判断されたテキストの問題を一つ端折った(省略した)だけで、イスラム女性は激怒。ついで中国人女性もキレた。二人は授業をボイコット。ボクは付いていけてないから、勿論残ってお勉強。
で、授業終了。廊下で待ち構えていたイスラム女性がボクに、「ちょっと一緒に事務所に来て!」と行ってきた。ボイコットしつつも、イスラム&中国人女性は授業が終わるのを待って、学校事務所にて再度、先生に抗議しようとしていたのだ。ボクにもその頭数には入れという指示である。アホらしい。あきれる。しかし、断るとか遠慮するというのをまだボクはドイツ語で持ち得ていないから、つい咄嗟に付いていってしまった。ボクもアホである。で、二人と先生とのやり合いが始まった。ボクと他の生徒たちは周りを囲んでいるだけ。やっぱしアホらしい。イスラム女性も中国人女性もただのガキである。帰るキッカケを探し、キョロキョロと他の生徒を眺め、目の合ったインド人女性と一緒に帰る。こっそり。
GRIPS THEATERに行って、ちょっと用事を済ませ、一旦帰宅。宿題をやりつつ、時間が来たので再度家を出る。今週最初の観劇である。今日はベルリーナ・アンサンブルBERLINER ENSEMBLEにて『DIE KLEINBUERGERHOCHZEIT(小市民の結婚式)』を見る。ちなみに関係者料金。7ユーロ。3分の1ぐらいの値段だと思う。座席も10列目11番とほぼド真ん中だ。GRIPS THEATERの配慮のお陰である。
さて内容。うーむ、翻訳が出ているし、劇団大阪の堀江さんが同作を上演されているのを見ているので、内容はよく分かっている、しかし、今日の芝居の出来は、うーむ。演出も俳優も戯曲も面白くないことはないんやけどね。何なんやろ、この大味な出来は。大味、そのコトバが適当のような気がする。
舞台設定はタイトル通り結婚式で、それは当人達の新居にて執り行われている。長いテーブルに結婚式出席者たちが着席する。彼らのテーブル上で交わされる表向きの言葉と、テーブル下の足が表す本音の部分。物語が経過する毎に欠陥が生じ、崩壊していく新居。
おそらくはブレヒトはこの結婚式の様子を通して、社会批判と市民への皮肉をしていただろうし、観客もそれを「そのたとえとしての結婚式」としてキチンと理解していたからこそ、楽しめたはずだ。今日のは何の批判やたとえもない。ひたすら分かりやすく、コミカルに演じるだけの大味な芝居。
寝酒にチリワインの赤を呑む。旨い。

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