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2026年3月公演『曽根崎心中』
公演期間
2026年2月28日(土)〜3月1日(日)
場所
《大阪》一心寺シアター倶楽・トライアウトスペース
ものがたり
文楽・歌舞伎の傑作『曽根崎心中』を、一人芝居の現代劇として上演します。
原作は「恋に殉ずる者の手本」と歌われた美しい心中物語。
本作ではその視点を現代社会に移し、一人の生真面目な男が「誠実に、正しくあろうともがきながら、出口のない淵へと追い詰められていく姿」を描きます。
現代劇俳優の身体を駆使し、濃密な空間で立ち上げるのは、恋の手本からは遠いけれど、私たちのすぐそばにある愛と尊厳のかたちです。
田中孝弥 -
『アクロポリスの丘の麓から』2026
ものがたり
人間への眼差し、人間心理への飽くなき追求。
おおよそ2400年前の作品でありながら、色褪せることなく私たちを引きつけるギリシア劇。
時代の風雪に耐え、これまで残ってきた不朽の名作群を紐解きながら、《人間存在をどのようにとらえるか》・《いかにして自らが、より精神的豊かさを携えて、生きるか》をテーマに、ギリシア劇をもっと深く学んでみたいと思い、この勉強会を企画しました。
10年目を迎える今年、前期は、今秋の劇団公演で取り組む「神戸に刻まれた2つの記憶」とギリシア劇の素材である「ギリシア神話」、「英米文学」におけるギリシア・ローマ文化の受容について、複数の講師の先生をお招きし、学んでいきます。
後期は、丹下先生による古代ギリシア・ローマ文芸作品を題材にした、人情の機微を読む稽古が展開されます。
オンラインでの実施に加え、アーカイブ視聴ができますので、時間と場所を問わず参加しやすくなっています。
初めての方でも入りやすい講座です。どなた様もふるってご参加ください。
田中孝弥
覗き見古典文学——古代ギリシア・ローマ文芸作品は襟を正して読まねば、と堅苦しく考えますが、それは無用。
作中人物の相互の遣り取りをちょっと気を付けて読み取るだけで、面白く読めます。
「仕事があるんで」と言ってあたふたと逃げてゆくアエネアスに「おとといおいで」と追い銭を投げつけるディド――
そう読めば、『アエネイス』は面白い物語になります。
そんな話をします。人情の機微を読む稽古です。
以下、「泣かせるぜ」は女房に逃げられた中年男の泣き言、
「ウィーンのメデア」は子を殺す母のブルク劇場版、
「食った、飲んだ、生きた」は前4世紀前半のアテナイ生活事情、
「紅の帆」はふとした手違いが死を招いた悲劇、
「伝えてよ」は路傍の墓石の哀訴。
すべて同じ視点から。
丹下和彦
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