清流劇場(せいりゅうげきじょう/英名:Seiryu Theater)
1996年1月設立。
清流劇場は「清濁を併せ呑んで、尚、清流たらんとする」目標を掲げています。その意味は、舞台表現に携わる者として「人生の光と闇」をしっかりと見つめ、「それでもやはり人間は素晴らしい。人生は素晴らしい」という、人間讃歌の舞台創作を目指すことにあります。劇団代表・田中孝弥が2004年に文化庁新進芸術家在外派遣研修員として、ドイツへ演劇留学したことを機に、この15年は国際演劇祭への招聘参加や、海外戯曲の翻訳上演・ギリシア古典劇の上演・外国人との共同創作など、国際的な視野を備えた公演活動を行っています。また公演活動以外に、一般の方も参加出来る「ギリシア劇勉強会」を年に10回実施しています。
私たちは実演家のみならず、研究者や別分野の芸術家等との多様な交流を通じ、新たな価値観や異なった意見に触れられる機会を持ちながら、「人」や「社会」について深く考えられる作品創作に取り組んでいます。
2019年、「令和元年度兵庫県芸術奨励賞」受賞。
詳細はHISTORYをご覧下さい。
田中 孝弥(Tanaka Atsuya)
清流劇場代表、劇作家、演出家
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略歴
1991年 | 無添加有機物劇場(~1994年)を結成。 |
1996年 | 無添加有機物劇場より清流劇場へ改組設立。 劇作家養成講座『伊丹想流私塾』へ入塾。 |
2000年 | 第5回OMSプロデュ-スにて演出助手。 『高校生のための演劇基礎講座』講師。(主催:大阪市立中央青年センター) |
2001年 | 第3回大阪演劇祭 クラシックルネサンスにて、 『国境の夜』『骸骨の舞跳』(作/秋田雨雀)を上演。 びわ湖ホールプロデュースにて、演出助手。 劇作家養成講座『伊丹想流私塾』講師。(~2004年8月迄) 『演劇ワークショップ』講師。(主催:大阪府立青少年会館プラネットステーション) |
2004年 | 9月より平成16年度文化庁新進芸術家在外派遣研修員として渡独。 ベルリン・グリプス劇場(GRIPS Theater)にて、青少年演劇を研修。(~2005年8月迄) |
2007年 | 5月、ドイツ文化センター奨学生として、 ベルリン演劇祭/国際フォーラム・ワークショップ(theatertreffen’07)に参加。 10月より、大阪教育大学・非常勤講師。 |
2009年 | 7月より、日本演出者協会・関西ブロック事務局次長。 |
2010年 | 9月、ドイツ文化センター奨学生として、ベルリンにて研修。 |
2011年 | 10月、チュンチョン国際演劇祭より招聘され、『SALT』を韓国にて上演。 11月、AAF戯曲賞最終候補作品に『AQUAPOLIS』が選ばれる。 |
2013年 | ビューヒナー国際演劇祭より招聘され、 『WOYZECK version FUKUSHIMA』をドイツにて上演。 |
2015年 | 12月より、一般社団法人日本演出者協会・理事。 |
2016年 | 1月より、一般社団法人日本演出者協会・関西ブロック事務局長。 |
執筆作品
『群盗/東京/2020』『ANTIGONE in the Debris 瓦礫の中のアンティゴネー』
『15人の海民』『WOYZECK version FUKUSHIMA』『AQUAPOLIS』『SALT』
『モザイク』『Kibou_concert@signal.jp』『揺籃の地』『鬼の顔』
『日向ぼっこ』『わが町』『ホーキ星の出た日』『キフキフ』『うさぎの電報』
『航跡-ボクはあの日防波堤で眺めていた-』『約束のヒト』
『きなこぱんネエちゃんの恋』『駝鳥の飲む水』『ぼらるじんの一日』
『かたつむりの島にへんな人がたずねてくる記』『虹と油』『珊瑚抄』『春霖』
『紙縒り』『雨の脚』『愛する人達』『四季絵』
所属等
一般社団法人日本演出者協会・理事(関西ブロック事務局長)
受賞歴
1997年『愛する人達』にて、第13回名古屋文化振興賞[戯曲の部]佳作受賞
2019年「令和元年度 尼崎市民芸術賞」受賞
2024年「第2回関西えんげき大賞 優秀作品賞」受賞(『セチュアンの善人』)