1996年7月公演
第13回名古屋文化振興賞「戯曲の部」佳作受賞作品
タイトル |
『愛する人達』 |
日時 |
1996年7月13日(土)15:00 / 19:00 |
7月14日(日)15:00 |
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場所 |
伊丹アイホール |
出演 |
山下りき / 金子映美 / 坂本正巳 / 坂田愛 / 山門泰子 / えび / 条あけみ |
作 |
香中穹 |
演出 |
田中孝彌 |
舞台監督 |
永易健介 |
照明 |
上山真輝 |
音響 |
大西博樹 |
美術 |
池田ともゆき |
大道具 |
柴田隆弘 |
あらすじ |
7月。兵庫県北部のとある田舎町の…、土田家の一階。久々に帰郷した直己(男・次男)は、大学卒業後、デザイン会社に勤めている。学生時代から画家佐伯祐三に魅了されている彼は、パリに絵の勉強をしに行きたいと思っている。この冬、結婚を控えた姉惠利佳は、母の入院をきっかけに一足早く会社を辞め、実家に戻ってきている。受験生である妹の純礼は都会に憧れを抱き、来春からは町へ出て行くつもりだ。農家の家業を継いでいる、兄の貴祥は、いろいろな不満を抱えつつも、地元の『青年会』で祭りを催したりしながら、その不満を微妙なバランスで解消している。舞台はナオミの一週間という短い実家での滞在の中で、彼の“パリへのこだわり(わがまま)”をキッカケに、家族の『様々な愛し方』を描写する。冒険家・故植村直己氏のエピソードをモチーフに、関西弁の家庭劇に加え、家族の“眼差し”の演出に力を入れた作品。
キヨシ: |
好きなことすんなって言うとるんチャう。
趣味にしとけ。って言うとるんや。趣味に。
いまさら、会社辞めてどないするんや。 |
エリカ茶漬けを食べる。 |
スミレ: |
・・・・・。 |
ナオミ: |
・・・・・。 |
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