タイトル | 『朝顔が発射する』 | |||
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場所 | 扇町ミュージアムスクエア | |||
出演 | 山下りき / 赤城一浩 / 武資子 / 小寺智子 / 松原 / 高木 / 仙道直哉 / 長田ススム / はしぐちしん / 石本伎市郎 / 田中孝彌 |
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作 | 香中穹 | |||
演出 | 田中孝彌 | |||
舞台監督 | 永易健介 | |||
照明 | 上山真輝 | |||
音響 | 金子進一 | |||
美術 | B.flow | |||
切り絵 | 天音比佐 | |||
写真 | 金井勝 | |||
協力 | クオークの会 | |||
制作 | 鈴木俊啓 | |||
あらすじ | 幹線道路を少し中に入っていった路地に見える、あの所狭しと並ぶ花壇や盆栽の数々は失いかけた下町の風情を残している、と言えば聞こえは良い。 下町など、ご近所さんの牽制しあう場と見れば、これほど居心地の悪い場所もそうは無い。 この町の小学校に赴任してきた麻子は、ある日、朝顔を栽培する柳沢と出会った。柳沢は亡くなった父が残した負債を返すべく、近所に住む鴫野に借金をしているのだが、その条件として鴫野の朝顔を育てているのだ。 麻子は授業の参考になるかと朝顔の話を聞き始めるが、眠そうにしている柳沢はなかなか答えてくれない。 柳沢は毎夜スナック通いをする鴫野の足替わりもさせられていた。 そんな折、開かれた今年の朝顔市は、その「鴫野の朝顔」が優秀賞を受賞し、100万円を獲得する。 見るに見兼ねた同じく近所に住む北原が、鴫野の借金の肩代わりをしてやると、柳沢に言ってくるのだが…… 朝早くやっと咲いたかと思えば、午前を過ぎるとすっかりしぼんでしまう朝顔。 ツルは左巻きなのに、ツボミは右巻きだったり。 へんな形の葉っぱで毛が生えてるし、でも漢方薬だったりする。 この不思議な花“朝顔”を中心に据え、物語は下町社会を構成する人々の心理と欲のからくりを炙りだしてゆく。 |