タイトル | 『かたつむりの島にへんな人がたずねてくる記』 『四季絵』 |
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日時 |
[四]…「四季絵」 |
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場所 | ウイングフィ-ルド | ||||||
出演 | 『かたつむりの島にへんな人がたずねてくる記』 山下りき / 武資子 / 小寺智子 / 松原佳津子 / 若林百合 / 長田ススム / 高木健太 / 菅本城支 / 森田秀和 / 里山智子 / 石本伎市郎 / はしぐちしん / 松蔵宏明 / 森下浩充 / 田中孝彌 『四季絵』 武資子 / 小寺智子 / 長田ススム / 高木健太 / 松蔵宏明 |
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作 | 香中穹 | ||||||
演出 | 田中孝彌 | ||||||
舞台監督 | 永易健介 | ||||||
舞監助手 | 赤城一浩 | ||||||
照明 | 上山真輝 | ||||||
音響 | 金子進一 | ||||||
美術 | B.flow | ||||||
切り絵 | 天音比佐 | ||||||
写真 | 金井勝 | ||||||
ビデオ | 坂口高志 | ||||||
協力 | クオークの会 | ||||||
制作 | 鈴木俊啓 | ||||||
あらすじ | 『かたつむりの島にへんな人がたずねてくる記』 世界的にみてもココにしか生息しないカタツムリがいる。 ―オオアゴブタカタツムリ― このカタツムリがいる場所は領土問題でちょっとややこしい、とある島。 オオアゴブタカタツムリは珍重され、高く売れる。肉がとにかく柔らかくて美味しい。その上、ヘルシ-なのである。こっちの国の人もあっちの国の人も競って捕獲しにやって来る。カタツムリの数は次第に減ってゆき、両者は激突。ついに殺しあいに発展した。 殺しあいになったけど、場所が場所だけに、両政府は警察を介入させないでおくことにした。警察の介入がないということで安心して、日頃恨みに思う者達がわんさとこの島に訪れはじめた。 血の雨あられ。カタツムリそっちのけで殺戮は繰り広げられる。そうこうしているうちに、オオアゴブタカタツムリはその数を回復していた。 越前ガニ漁の日韓漁業協定問題をヒントに、人間の欲深さと図太い生命力を描く意欲作。 『四季絵』(1996年2月初演) 本作品は清流劇場の旗揚げ準備公演として、書き下ろしたものです。初演時と同様、舞台の設定は兄弟姉妹四人が暮らす一軒家。両親がすでに亡くなっている設定もそのままです。 四人それぞれの考え方の違いや、家族でさえも通じない『言葉』のやりとりが繰り広げられます。 とは言いながらも、矛盾するのは欠損家族であるが故でしょうか? 互いに引き合おうとする力が微妙に作用したりもする家庭劇です。 再演にあたっては、両親を亡くした理由として『震災』という背景を新たに組み込み、より厚みを持たせた仕上がりになる予定です。 タイトルにもなっている様に、四季の移り変わりが一枚の絵として、年中行事を交えながら、彼らの生活を描いてみようと思います。 |