エンゲキノマナビヤ参加者募集
一緒に芝居しませんか
関西演劇界の若手演劇人育成を目的とする人材育成プロジェクト!


 

「コロナ禍が収まるまで、自分とこの劇団の公演は無理せんトコか」
「稽古はしたいけど、公民館は8時で閉まってまうし、結局ろくに稽古もできひんし」
「自分たちがやれそうな、ちょうどエエ感じの小さめの劇場ってないし」
「一緒に旗揚げした劇団の仲間がやめてもうて、自分がこれからしっかりしていかなアカンねんけど、本の書き方とか、演出の仕方とかわからんし」
「YouTubeとか調べながらいろいろ試してるけど、正直、基礎練習とかウォーミングアップとかって、ホンマにこれでエエんかわからんし、何が大事なんかもイマイチわからん」
「自分たちで芝居の道具を作らなあかんねんけど、どうやったらエエん?」
「これから劇団作って、頑張っていきたいけど、どないして仲間集めよう?」
「ほんで、一本芝居作るのに、実際、どんなことをどんな風にやったらエエん?」
「どっか劇団に入りたいけど、自分がどんな芝居したいんか、まだわからんし」
「ていうか、親にはもうエエ加減芝居やめろって、しつこく言われてるんやけど、みんな、どないして続けてるんやろ?」
「10年後のこととか考えたら、今やってる芝居のままじゃ、何か足らん気がする、もっと芝居うまくなりたいけど、何をしてったらエエんやろ?」

・・・・・・などなど。
こんなこと考えてる人、きっとたくさんいはると思います。
この「マナビヤ」は、そんな悩みや迷いをともに解決できる場所でありたいと考えています。
そのためにボクたちが知っている限りのことをお伝えします。
活動における相談にも乗ります。ただでさえ、芝居するのは大変なエネルギーが必要やのに、さらにコロナですもん。ホンマに芝居やりにくいですよね。でも、しんどい時期ですけど、なんとか工夫して、お互いの知恵を集めて、一緒に芝居しませんか?

田中孝弥・古川剛充
「マナビヤ」とは

この「マナビヤ」は、
関西演劇祭の若手演劇人育成を目的とする人材育成プロジェクトです。
舞台演技・舞台創作・劇団運営について必要な知識を学び、研鑽する《場》です。
そして、関西演劇界の更なる発展のため、世代を超えた演劇人たちが《つながり》、学び合い高め合う《場》にしたいと考えています。

マナビノナカミ

身体トレーニング・演技基礎・着物芝居の所作・戯曲研究・演出研究・ブレーンストーミング・道具製作・舞台監督の仕事・演劇人同士の酒の呑み方など、実践を交えながら、上演するための知識をお伝えします。
カリキュラムのゴールとして、「マナビヤ」で得たものや人脈を用いて、公演を実施します。

講師 上海太郎(上海太郎カンパニー)・孫高宏(兵庫県立ピッコロ劇団)・田中孝弥(清流劇場)・林英世・古川剛充(ゲキゲキ)・峯素子(遊気舎)・や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)・わかぎゑふ(劇団リリパットアーミーⅡ)ほか(50音順)
開講スケジュール 2021年6月21日(月)・23日(水)・28日(月)・30日(水)
2021年7月7日(水)・12日(月)・14日(水)
19日(月)・21日(水)・28日(水)
2021年8月2日(月)・4日(水)・9日(月)
11日(水)・18日(水)・25日(水)
2021年9月1日(水)・8日(水)・15日(水)・22日(水)

10月からは、公演に向けての稽古になります。
2021年10月20日(水)・25日(月)・27日(水)
2021年11月3日(水)・5日(金)・8日(月)・10日(水)
12日(金)・15日(月)・17日(水)・19日(金)
22日(月)・24日(水)・26日(水)・26日(金)・29日(月)

12月は千穐楽まで前日稽古と本番になります。
2021年12月1日(水)~12月12日(日)千穐楽
募集要項 開講期間:2021年6月21日(月)~12月12日(日)19:00~21:00
応募資格:18歳~39歳までの健康な人
募集定員:10名(5名以上で開講)
授業料:100,000円(12月に実施予定の公演への参加費用を含む)
 ※分納については応相談。
単発授業参加:3,000円/回 単発授業オンライン視聴:2,500円/回
稽古場:一心寺存牟堂(大阪市天王寺区)(ダウンロード用地図
応募先・お問い合わせ 一般社団法人清流劇場
オンライン説明会

2021年5月26日(水)と5月31日(月)両日とも19:00~20:00
※ご希望の方は前日までにinfo@seiryu-theater.jpまでご連絡ください。
 メールにてZOOMのURLをお送りさせていただきます。

お申し込み方法
  1. 応募書類(以下の項目)をメールにてお送りください。
    • お名前・年齢・ご連絡先(メールアドレスと携帯電話)
    • ご所属・最終学歴
    • 応募動機(400字以内)
    • 写真(正面向き・バストアップ)
  2. 受付終了後、面接日時をお知らせします。
  3. 審査終了後、合格された方は授業料納入のお手続きをお願いします。
     ※申込期限:6月6日(日)メール必着
     ※可能な限り、事前にオンライン説明会へご参加ください。
     ※単発授業へはどなたでも参加できます。
      各回の講師・時間割はSNSにて発表しますので、そちらをご覧ください。
エンゲキノマナビヤ講師紹介

 
上海太郎(上海太郎カンパニー)
1989年台詞を使わずにダンスやマイムなどの身体表現だけで物語を紡ぐ劇団「上海太郎舞踏公司」を結成、国内はもとよりエジンバラ、香港、ロンドン、ダブリンなど海外で公演活動を行う。その後集団名を「上海太郎カンパニー」と改め、エンゲキ、舞踊、音楽などのジャンルの垣根を超えた活動を続けている。

もっとええ芝居できそうやのに、残念やなぁ・・・若い俳優達と共演してよく思うことです。
まだまだ自分を魅力的に見せれるやろうに、と。稽古の合間やちょっとしたタイミングでヒントは出すんやけど、伝えきれないもどかしさ。
そんな折、こんな企画が持ち上がりました。楽しみです。

孫高宏(兵庫県立ピッコロ劇団)
大阪芸術大学舞台芸術学科、文学座所属演劇研究所を経て、1994年、兵庫県立ピッコロ劇団に入団。演出作『間違いの喜劇~現夢也双子戯劇~』で第68回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。その他の受賞に、兵庫県芸術奨励賞(2006)、関西現代演劇俳優賞男優賞(2012、2017)など。

何かにつけ制限のある世の中。でも演劇をやりたいという気持ちまで、なにものかに抑えつけられる筋合いはない。マスクを外して心置きなく気持ちをぶつけ合うことは、近い将来叶うことだと思います。そこに向けて、この機会に参加された方達と基礎体力づくりに取り組めるのなら、これほど有意義なことはありません。

林英世
劇団M.O.P.で活動。2010年の解散後はフリーとして、清流劇場、iaku、などに客演。21年目を迎える「ひとり語り」はライフワークとなる。俳優養成歴も長く、自らが学んできた様々なメソッドを駆使して、基礎力を持った自律的俳優の養成を目指す。大阪芸術大学舞台芸術学科講師、劇団ひまわり俳優養成所講師。

俳優は自分自身が道具です。道具のことをよく知って、使える道具にしようじゃないですか!頭も心も体も、謎だらけの自分の謎を解きながら、人間について考える。演出家は劇作家と同等の立場で現場に立つ俳優を目指すのです!自立した、自律的俳優となって、自由な表現者になろう!その方が楽しいよ。

峯素子(遊気舎)
大学入学後同級生と劇団「完全8度」を立ち上げ、解散後オリゴ党に所属し、1996年から遊気舎所属。1998年博士の学位(芸術文化学)取得。研究対象はアントナン・アルトーの演劇論。ずっと俳優として活動しています。近年はインディーズ落語一門焼酎亭にも所属し、焼酎亭紅茶としても活動。

初めまして。峯です。私は18歳で劇団を立ち上げお芝居を始めてから、俳優としてなんとかここまで辞めずに続けてきました。その間、本を読み色んなものを観て、何より沢山の方から色んな言葉をもらい、それらを糧にして来ました。そのお返しではないですが皆さんに何かお伝え出来たらと思っています。

や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)
1965年、大阪府生まれ・大分県出身。PM/飛ぶ教室所属。
1989年、満開座・立身出世劇場合同野外公演「ありがとう岩松国語辞典~なかよく~」で初舞台。関西の小劇場を中心に舞台の他、テレビや映画・声優などを生業としている。第六回関西現代演劇俳優賞男優賞受賞。

「舞台は、聴覚のメディアである・・・。」と仰った方がいらっしゃいました。ある意味、的を得てるなーと思います。
その方は、「台詞という『声』と共に、我々の記憶や心に残るんだ・・・。」とも仰ってました。確かに一理あるなーとも思います。そこで今回は、舞台上でのセリフを真ん中に、日常の声やマイクの前の声など、“『声』の表現にまつわるあれこれ”を、一緒に体験したり考えたりしたいと思います。

わかぎゑふ(劇作家、演出家)
劇団リリパットアーミーⅡの二代目座長。大阪弁の人情劇、明治以降の近代日本の庶民劇に定評がある。古典芸能への造詣も深く、歌舞伎や狂言の台本、演出も多数。
大劇場から小劇場まで縦横無尽に演出できる数少ない演出家のひとり。

和事の芝居をやるときに一番困るのは所作です。着物の着方、立ち座り、袖をどう捌くのか?畳生活をしなくなってしまった現代人はそんな日常的なことができなくなってきました。今回は「着物で演じるためのワークショップ」をやりたいと思います。昔の日本人の生活を体で体験しませんか?

主催:一般社団法人清流劇場
実行委員:田中孝弥(清流劇場)・古川剛充(ゲキゲキ)・永朋(清流劇場)
協力:一心寺シアター倶楽

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