2004/09/05 禁句を作る。

晴れ。
12時半にアレキサンダー広場(アレックス)にて市川センセと待ち合わせをしてニコライ博物館へ行く予定だったが、急遽変更。時間が空いたので、一旦帰宅。溜まっていた書類なんかの整理する。
18時に再びアレックスにて待ち合わせ。
家を出たは良いが、家の前で出会った人がボクに話しかけてきた。おそらく「ここに住んでるの?」とか「新しい入居の方ですか?」みたいなことだろう。しかし、ボクは思わず“Ich kann nicht sprechen.(ボクは話せません)”と言ってしまった。その段階で、話はおしまい。「あ、そう」と言われた。ちなみにドイツ語でも「あ、そう」は「あ、そう」のようだ。そう聞こえただけかも知れないが。
しかし、悔しいやんけ。恥ずかしいやんけ。自分から相手とのコミュニケーションを切ってしもた。情けない。そういえば、雪之ダンさんが「気持ちを引いらアカンよ」なんてことをアドバイスしてくれてたな。よし、もうこれからは絶対こんなコトバは口にせんぞ! 禁句だ、禁句!
で、いよいよBrecht(ブレヒト)が設立したBerliner Ensemble(ベルリーナ・アンサンブル、BEと略す)にて観劇。演目は『BIEDERMANN UND DIE BRANDSTIFTER(正直者と放火犯人)』。当日券20ユーロ、パンフレット3ユーロ。開演前にBEの食堂にて夕食。豚肉のステーキ。あんまし美味しくない。が、芝居は面白かった。BEには劇場が二つあるそうだが、今日はそのどちらでもない仮設の劇場。こぢんまりしたエエ小屋。戯曲もおそらくおもろいと思う。見せ方も良い。うまい具合に観客を引き込んでいく。演技の質はちょっと過剰でクサイ気もするが、ま、その辺は老舗の劇団やから許そう。だけど、こうやって何も分からなくても、面白いかどうかが分かるっていうのは、このドイツに来て、大きな収穫である。
その後、22時からDas MoMA in Berlinを見に行く。ニューヨークの美術館がこっちに来てるようだ。初めてゴッホやピカソやモネやセザンヌなんかの絵を生で見た。他もよぉさん展示していたが、前衛過ぎて分からんモノが多い。とにかく、ぼんやりと、舞台という額縁の中で、ボクは一体どんな絵を描こうとしているのか。目指しているのか。なんてことを考えたりしたが、よぉ考えたらそんなことはドイツに来たから考えてるわけではない。
『ドイツやから何やねん!』って、生活面も含めて、お上りさんみたいな考え方から脱却せんとアカンなぁ。いや、そのうち脱却するわ、きっと。

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