『国境の夜』『骸骨の舞跳』

2001年2月公演
第3回大阪演劇祭クラシック・ルネサンス
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タイトル 『国境の夜』
『骸骨の舞跳』
日時
2001年2月9日(金) 19:30
2月10日(土) 15:00 / 19:00
2月11日(日) 15:00 / 19:00
2月12日(祝) 15:00
場所 大阪市立芸術創造館
出演 山下りき / はしぐちしん / 武資子 / 木嶋茂雄 / 谷省吾(いるかHotel) /
松蔵宏明(桃園会) / 森崎正弘 / 船戸香里 / 菅本城支 / 金本健吾 /
寺田夢酔(演劇集団よろずや) / 太田清伸(売込隊ビーム) /
金哲義(劇団メイ) / 西岡由起子(糾~あざない~) / 足立寛和 /
小畑香奈恵 / 若山明香(劇団ひまわり) / 湊和代(劇団ひまわり) /
栗原美奈子(劇団ひまわり) / 寺尾毅(劇団ひまわり) / 岩崎真代
秋田雨雀「あきたうじゃく」(1883.1.30~1962.5.12)
青森県石井町生まれ。劇作家・童話作家。
総合演劇雑誌「テアトロ」創刊に携わり、第2次大戦後は舞台芸術学院を創設。日本児童文学者協会会長。常に人道主義に立脚した正義感と詩心を失わなかった。
演出 田中孝弥
舞台美術 池田ともゆき
照明 狩野奈美
音響 金子進一
宣伝美術 天音比佐
写真 金井勝
ビデオ 坂口高志
制作協力 岡本康子 / 鈴木俊啓
主催 大阪演劇祭実行委員会
企画制作 清流劇場
協力 劇団ひまわり / 遊気舎 / いるかHotel / 桃園会 / 演劇集団よろずや /
糾~あざない~ / 売込隊ビーム / 劇団メイ / クオークの会 / 岩村原太 /
大本ジュン / 東さわ子 / TRASH²
タナカのささやき ウタガッテミル。
クラシック・ルネサンスという企画で戦前の近代古典名作なるものをいくつか読んでみまして、その中でボクは秋田雨雀さんの『骸骨の舞跳』『国境の夜』という戯曲を上演させていただくことにしました。
ここ何作か在日関係のことを戯曲で書いていたので、それもあって秋田雨雀さんに興味を持ったのです。
『骸骨の舞跳』。名前がイカツイ。大正12年(1923年)に関東大震災が起こり、それに乗じて朝鮮人の虐殺があったのですが、本作品はこの事件に対する激しい怒りを込めたモノです。
この作品は発表後すぐに発禁となり、長く日の目を見なかったようです。
『国境の夜』は北海道開拓時代のお話です。人に頼らず、自分の力だけで生きてきたことを自負する主人公は冬のある晩、行き倒れ寸前の家族が救いを求めにきたにも関わらず、頑なに門戸を開けません。
この作品にはアイヌ人が出てきます。両作品に共通するのは『偏狭なココロ』とでも言ったところでしょうか。
人は当然ながら『偏狭なココロ』の一面のみで出来ているわけではありません。
ボクにも勿論、少ないながらも良い所もちょっとはあるわけで。
でもやっぱりボクの場合も『見知らぬ老人には自然に手を貸すことができるのに、身内の祖父や祖母といった老人には手を貸せなかったりする自分』があったりします。
その逆もちょっとだけど、あったりします。
一体どこでどうなると、このココロが逆転するのか? 
『偏狭なココロ』について考えてみようと思います。
震災を体験した自分自身も含めて、色々と、ちょっとウタガッテミルつもりです。
あらすじ 『国境の夜』
北海道開拓時代のオハナシです。
主人公は貧しい家庭に育った、大野三四郎という男。
ある吹雪の夜、行き倒れ寸前の子連れ夫婦が「一晩泊めてください」と、大野の家を訪ねて来ますが、『ヒトに頼らず自分の力で生きてきたこと』を自負する三四郎は、かたくなに扉を開けようとしません。
その後、三四郎は死の淵を彷徨う事件に巻き込まれていきます。
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『骸骨の舞跳』
大正12年9月の関東大震災の社会混乱によって引き起こされた朝鮮人大虐殺に対して激しい怒りを込めた戯曲。(初出掲載雑誌は発禁処分。)
物語は震災直後、避難民を保護している東北の救護テントの中。老人と青年の会話から話が始まります。
突然、このテントにも朝鮮人が襲撃してくると言うウワサが流れ、横暴な自警団員達 がやってきます。
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