『FATZER ファッツァー』
2015年3月公演


公演詳細
- タイトル
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『FATZER ファッツァー』
▼ ドラマトゥルギー担当 小野紗也香によるコラム公開中!
『FATZER ファッツァー』 作品&登場人物紹介!
『FATZER ファッツァー』 本番を迎えるにあたって、ドラマトゥルクより - 日時
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2015年3月6日(金)19:30
3月7日(土)15:00 / 19:00
3月8日(日)13:00 / 17:00
(上演は、ドイツ語字幕ナシです。ohne deutschen Untertitel) - 場所
- 料金
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前売:3,000円
当日:3,300円
学生:1,500円(要・学生証提示)
全席自由です。
開演1時間前より整理券を発行、開場は開演の30分前です。
小学生以下のお客様はご入場になれません。
作品上演中のご入場は制限させていただく場合がございます。
会場内での飲食喫煙・写真撮影は禁止です。 - 出演
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アンディ岸本 / 林英世 / 西田政彦 (遊気舎) / 佐々木淳子(劇団
太陽族) /
上田泰三(MousePiece-ree) / はるやま中雄(- レンチ) / 松原一純(A級MissingLink)
音楽・演奏:仙波宏文
Schauspieler:Andy Kishimoto / Hideyo Hayashi / Masahiko Nishida(Yukisya) /
Junko Sasaki(Taiyozoku) / Taizo Ueda(MousePiece-ree) / Nakao Haruyama(-wrench) /
Kaduyoshi Matsubara(AQ MissingLink)
Komposition und Klavier:Hirofumi Semba - 原作
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ベルトルト・ブレヒト / ハイナー・ミュラー
Text:Bertolt Brecht / Heiner Muller - 構成・演出
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田中孝弥
Bearbeitung und Regie:Atsuya Tanaka - 翻訳 ドラマトゥルク
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市川明
Ubersetzung und Dramaturgie:Akira Ichikawa - 舞台監督
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小野紗也香
Dramaturgie:Sayaka Ono - 舞台監督
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K-Fluss
- 演出助手
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大森千裕 Chihiro Ohmori
- 舞台美術
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内山勉 Ben Uchiyama
- 照明プラン
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岩村原太 Genta Iwamura
- 照明オペ
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吉田一弥 Kazuya Yoshida
- 音響
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とんかつ Tonkatsu
- 小道具
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永朋 Nagatomo
- 衣装
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植田昇明 Noriaki Ueda(kasane)
- 衣装アシスタント
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向沙知子 Sachiko Mukai
- 写真
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古都栄二 Eiji Furuichi((有)テス・大阪 TES OSAKA)
- ビデオ撮影
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竹崎博人 Hiroto Takezaki(Flat Box)
- web
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飯村登史佳 Toshika Iimura
- 宣伝美術
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岡田ゆうや Yuya Okada((株)cursor)
- CG制作
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塩月智
- 特別協力
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森和雄 Kazuo Mori
- 協力
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(有)ウォーターマインド / 株式会社WAC / (有)ライターズカンパニー / イズム /
ボズアトール / 永易健介 / 嶋田邦雄 / 山下智子 / 森岡慶介 / 居原田晃司 - 制作
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永朋 Nagatomo
- 企画制作
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清流劇場 Seiryu Theater
- 作家紹介
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ベルトルト・ブレヒト
Bertolt Brecht, 1898~1956
ドイツの劇作家・演出家。アウクスブルク出身。ミュンヘン大学在学中にデビューし、『三文オペラ』で一躍有名となる。1929年、ナチスから逃れて亡命生活に入り、各地を転々としながら詩や戯曲を執筆するほか、出版や政治活動にも力を注いだ。戦後は東ドイツへ帰国、ベルリナー・アンサンブルを設立し、それまで発表の機会がほとんどなかった自作品を多く上演した。
情緒や娯楽性に偏重した従来の「美食的」演劇に反発し、新しい時代の演劇形式として、出来事を理性的・批判的に見つめる「叙事的(弁証的)演劇」を提唱。見慣れたものに対して違和感を抱かせる「異化効果」など、独自の理論や手法は、現在なお多くの演劇人に影響を与え続けている。代表作に『セチュアンの善人』、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』、『ガリレイの生涯』など。 - 田中孝弥よりご挨拶
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もう10年も前の話。仕事の忙しい時期に、人手が足らず、失礼とは思いつつも、劇団関係の先輩へ「簡単な仕事なので、アルバイトに来てくれませんか?」と、お願いしたことがあります。結局、「お役に立てないから」と断られたのですが、その時、ボクは少し震え、自分自身が恥ずかしくなったのを、今でも覚えています。というのも、それまでのボクは《仕事》に対し、それが「何かのお役に立つ」ということを考えたことがなかったからです。
60年ほど前、ブレヒトというドイツの演劇人がいました。「政治が光りを当てられない場所にも、たしかに人は居るのだ」と、「社会を補完する存在」として、政治に演劇を対峙させた人。「わたしたちが進むべき道はそれだけか?」と、演劇で人々を立ち止まらせ、世の中で起こっている現象を、それまでとは異なった側面から広げて見せた人。ブレヒトはそんな人だったとボクは思っています。つまり、演劇の可能性を広げ、演劇で社会の「お役に立った」人です。
今回はその、ブレヒトの未完戯曲に取り組みます。彼が残した断片をつなぎ合わせ、わたしたちの生きる社会を見つめ直してみようと思います。そして、これまでもこれからも、わたしたちの進むべき道は決して「政治の用意した一本道」だけではないことを静かに確認したいと思います。
この取り組みが、きっと誰かの「お役に立てる」と、自分自身に期待しながら。

- チラシ