SEIRYUTHEATER International 2010
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タイトル 『The Cradle』
『SALT』
日時
2010年2月25日(木)18:30[C] / 20:00[S]
2月26日(金)18:30[C] / 20:00[S]
2月27日(土)13:00[C] / 18:00[S] / 14:30[C] / 19:30[S]
2月28日(日)13:00[C] / 14:30[S]

[C]…「The Cradle」
[S]…「SALT」

場所 大阪市立芸術創造館
出演 『The Cradle』
William Reilly / Stacy Goebel / Trevor Ruder / Michelle E Strier /
小長井貴絵 / 佐々木真琴(演劇集団3618)
『SALT』
魔瑠(遊気舎) / イシダトウショウ / 瀬口昌生(演劇集団3618) /
全リンダ(zen_shozoku) / 仲里玲央 / アンディ岸本((劇)COLORS) /
や乃えいじ(PM/飛ぶ教室) / 峯素子(遊気舎) / 真心(GiantGrammy)
田中孝弥(『The Cradle』/『SALT』)
演出 ザシャ・ベルナー(『The Cradle』)
田中孝弥(『SALT』)
舞台美術 内山勉
照明 岩村原太
音響 竹下祐貴
宣伝美術 天音比佐 / 松本ユウコ
写真 石川隆三
協力 遊気舎 / PM/飛ぶ教室 / 演劇集団3618 / (劇)COLORS /
(有)ウォーターマインド / コズミックシアター / 合資会社ポズアトール /
山室功 / 嶋田邦雄 / 山下智子 / 森岡慶介 / 里山智子 / 居原田晃司
通訳・翻訳 石田雅章 / 近藤瑶子 / 松尾真恵 / 佐川みなみ / 小長井貴絵 /
アントワネッテ・サーポン
制作協力 尾崎雅久(尾崎商店) / 浜口朋子
企画制作 清流劇場
あらすじ 『The Cradle』(2008年作)
舞台は国境近くの寂れた町「ラクサ」と、隣国テリンの首都「ツァンマ」の駅の待合室。
登場人物は三人。姉と兄と私。三人(姉兄私)の父親はラクサにあった自動車部品の製造工場で働いていたが、事故で亡くなった。母親もその工場で清掃員として働いていたが、事故の影響で身体の具合は良くない。国や工場からは大した補償も貰えず、また兄も私もまだ学生だったため、姉がラクサ駅の清掃員として働き、家計を支えていた。
物語は姉(ニーナ)の隣国テリンへ出稼ぎに向かうところから始まる。ニーナは今の暮らし向きを少しでも良くしようと、出稼ぎに行く決心をした。
数年後、兄(ニコ)もテリンへ出稼ぎに向かった。
私(レナ)はテリンへ行くことを躊躇していた。身体の具合が良くない母親を一人残していくことも気懸かりだったが、レナには恋人が居て、その恋人はたとえテリン行きのビザが下りたとしても、「銀行口座の残高証明審査」で入国が危ぶまれたからだ。
そのレナも、結局は母親や恋人をラクサに残して、テリンへ向かう。
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『SALT』(2009年・新作)
クルル王国の大統領ポッポは、CO2削減政策のアピールで国連でのイニシアチブを取っていた。気を良くしたポッポ大統領はその第2弾として、塩税(通称「デブ税」と呼ばれることになる)の導入を世界にアピールした。塩分の過剰摂取はあらゆる成人病症状の原因であり、塩税を導入すれば、増大する医療費に歯止めをかけられ、また肥満防止や健康増進の啓発にも予算を充てられるというのだ。
クルル王国ではこの塩税の導入により、「減塩の風潮」が生まれたが、やがてそれは「肥満体型の者(デブ)は犯罪者である」という風潮へと変わり、状況はさらにエスカレートしていった。今やクルルでは、デブ税滞納者は極悪人であり、いくら納税していたとしても一向に塩分を控えない者はデブ取締法違反として逮捕されている。
この物語の主人公は、塩税を払わず、しかも塩分も控えなかったため逮捕されてしまった一組の家族である。この家族は味の濃い食べ物を摂りすぎたため(塩分過剰摂取)、肥満症や高血圧症になってしまったようで、クルル社会の中ではどうやら「欲望を抑えられないデブ」・「欲望に駆られた人間のゴミ」といった目で見られている。
逮捕されたこの家族は懲罰として幌車を引いて、南にあるランス塩湖まで旅することとなる。旅の途中には隣国ツィーナのテロリストとも遭遇し、共に旅することとなる。
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