清流劇場・ギリシア劇勉強会2024
 

人間への眼差し、人間心理への飽くなき追求。
おおよそ2400年前の作品でありながら、色褪せることなく私たちを引きつけるギリシア劇。
時代の風雪に耐え、これまで残ってきた不朽の名作群を紐解きながら、《人間存在をどのようにとらえるか》・《いかにして自らが、より精神的豊かさを携えて、生きるか》をテーマに、ギリシア劇をもっと深く学んでみたいと思い、この勉強会を企画しました。
8年目を迎える今年は、ギリシア喜劇を取り上げます。政治家への揶揄・社会風刺などを扱ったこれらの作品を、当時の政治状況や社会問題と照らし合わせながら学んでいきます。
オンラインでの実施に加え、アーカイブ視聴ができますので、時間と場所を問わず参加しやすくなっています。初めての方でも入りやすい講座です。どなた様もふるってご参加ください。       

田中孝弥

「人間いかに生きるべきか」は、われら永遠の課題です。すでに、前5世紀のギリシア人は、悲劇作品を通じてそれを解き明かそうとしました。喜劇作品も同じです。前5世紀のアテナイ市民たちのさまざまな生活ぶりを描いて、その真の在り方を探っています。愚劣にして虚飾に満ちた数々の様相を提示して、作家も観客も互いに認知し合い、笑い合い、怒り、泣こうというわけです。掲げるべきスローガンは「人間いかに生きているか」となります。そこには政治、経済、宗教が、さらにはより厄介な人間の五慾が絡んできます。隣人のヘマは笑いの種、ご期待ください。
 陽は陰る唐黍の葉がこそと鳴る(朱呑子)

丹下和彦
タイトル 『アクロポリスの丘の麓から─ギリシア古喜劇を読む─』
概要 【講師】丹下和彦(大阪市立大学名誉教授・古代ギリシア文学者)
【レクチャーの概要】(全12回)

第1回:2024年4月2日(火)19:00~21:30
ギリシア喜劇とは何か?
(1)歴史的背景 (2)起源 (3)アッティカ古喜劇の構造
第2回:2024年4月16日(火)19:00~21:30
喜劇作家アリストパネス――人と作品
第3回:2024年5月7日(火)19:00~21:30
アリストパネス『アカルナイの人々』(前425年)
第4回:2024年5月21日(火)19:00~21:30
アリストパネス『騎士』(前424年)
第5回:2024年6月11日(火)19:00~21:30
アリストパネス『雲』(前423年)
第6回:2024年6月25日(火)19:00~21:30
アリストパネス『蜂』(前422年)
第7回:2024年7月9日(火)19:00~21:30
アリストパネス『平和』(前421年)
第8回:2024年7月23日(火)19:00~21:30
アリストパネス『鳥』(前414年)
第9回:2024年8月20日(火)19:00~21:30
★古代ギリシアの食文化――1泊研修旅行
(この回は対面講座のみ実施。オンラインでの受講はできません。)
第10回:2024年11月12日(火)19:00~21:30
アリストパネス『リュシストラテ(女の平和)』(前411年)
第11回:2024年11月26日(火)19:00~21:30
アリストパネス『テスモポリア祭を営む女たち(女だけの祭り)』(前411年)
第12回:2024年12月10日(火)19:00~21:30
アリストパネス『蛙』(前405年)

※1回のみの参加も受け付けております。
※途中休憩あり

レクチャーの形態 オンライン講座(各回前日までに《Zoomのアドレス》をお送りします)
※翌日から1週間、アーカイブ視聴ができます。
料金 1回1,650円(税込)
対象 演劇経験不問。ギリシア劇を学びたい方ならどなたでも歓迎いたします。
お申し込み方法 【クレジット決済/PayPayでの事前決済】

上記該当回のURLよりご購入下さい。
〈購入/申込完了〉の自動返信メールをお送りします。

【銀行振込での事前決済】
こちらより以下必要事項をお知らせください。
 ①お名前 ②ご連絡先(電話番号・メールアドレス)
 ③参加希望日
折り返し、〈振込先口座のご案内〉をメールにてお送りしますので、
手続きをお願いします。
お申し込みされた方には確認のため、info@seiryu-theater.jp より返信させて頂きますので、事前にこちらのメールアドレスが受信できるように設定しておいてください。
着金確認後、〈ご購入完了〉のメールをお送りします。

お申込み締切日 各回実施の2日前
スタッフ 表紙絵:政野裕果
企画・制作:一般社団法人清流劇場
チラシ PDF DOWNLOAD
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